【厚生労働省】未熟練労働者に対する安全衛生教育マニュアル
厚生労働省が、安全衛生教育の教材として、製造業の未熟練労働者に対する教育マニュアルを公表しました。同省の委託事業として、一般社団法人日本労働安全衛生コンサルタント会が作成したようです。
内容は多岐にわたっているのですが、私が印象に残った内容を簡単に紹介します。
1 災害防止対策
製造業の災害で多い類型である下記の5つの災害について防止対策を紹介しています(pp34-41)。
1.はさまれ、巻き込まれ災害
2.転倒災害
3.切れ、こすれ災害
4.熱中症
5.腰痛症
2 安全衛生教育のポイント
安全衛生教育のポイントを以下のようにまとめています(pp49-64)。
1.職場には様々な危険が潜んでおり、危険に対する感受性を高めるため「かもしれない」の意識で作業することが重要
2.正しい服装や作業手順を守り5Sを実践し、それによって安全な職場を形成することを目指すことが重要
3.不幸にして異常事態や災害が発生した場合の対処方法もよく知っておく必要があること
このマニュアルを用いて、社内研修もできるようになっているようです。新入社員が入社する時期に合わせて作成されたのでしょうか。確かに新人教育に活用することも一つの方法だと思います。
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